労災保険に特別加入したものの、その有効期限が分からずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

万が一、労災保険の有効期限が切れていたら、いざというときに補償を受けられません。労災保険に加入しているのであれば、その有効期限を把握しておくことが大切です。

そこで今回は、労災保険の有効期限をテーマに、期限の確認方法や更新手順、さらには更新後の健康診断についても詳しく解説します。労災保険に特別加入している方は、ぜひ最後までご覧ください。　

一人親方労災保険に安く入るには？
組合費での比較がおすすめ

一人親の労災保険の特別加入は国が用意した制度であるため、どこの団体からご加入いただいても労災保険料も補償内容も変わりません。そのため比較すべきポイントは団体ごとに違う組合費。

業界最安値で加入したいのであれば、業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめ。組合費は月額たったの500円です。

労災保険選びに迷ったら、まずは一人親方労災保険組合をチェック。手続きはたったの3分でできるので、これを機会に加入を検討してみてください。

労災保険特別加入の有効期限は？

労災保険特別加入の有効期限は、通常4月1日から3月31日までの1年間です。短期加入している方の場合は、有効期限が1ヶ月や3ヶ月のケースもあります。

加入初年度に関しては、加入した月からその年度の3月31日までが有効期限です。たとえば、2022年の9月1日に労災保険に特別加入したとしましょう。この場合の有効期限は、2022年9月1日から翌2023年3月31日までの7ヶ月間が労災保険の有効期限になります。

また、労災保険特別加入の有効期限は、労災加入者証から確認が可能です。この加入者証は、労災保険に特別加入していることを証明するもので、自身が所属している団体より発行されます。

有効期限の更新方法については、以降の章で詳しく解説していくので、今後も労災保険への加入が必要な方は参考にしてみてください。

 

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労災保険特別加入の有効期限を更新するには？

労災保険特別加入の有効期限を更新する手順は、大きく上の3ステップです。

一つずつ順に解説していくので、必ず期限までに有効期限の更新を済ませましょう。

①所属団体から更新に関する案内を受け取る

年度更新時期に入ると、自身が所属している団体から、更新に関する案内が書類やメールにて送付されます。

加入者の氏名・生年月日・住所・連絡先などの個人情報に関しては、加入先の団体が管理しています。

そのため、住所や連絡先などに変わりがなければ、その後の更新手続きもスムーズにおこなえるでしょう。

②次年度の保険料・組合費等の支払いをおこなう

更新に関する案内が送られてきたら、期日までに次年度分の保険料・組合費等の支払いを済ませます。

具体的な納付方法については、各団体ごとで異なるため、団体が指定する方法に従って支払いを済ませましょう。

期日までに支払いをおこなわない場合、失効（退会）となり、災害時に補償を受けられなくなるため注意が必要です。

③新しい加入者証を受け取る

期日までに次年度分の保険料・組合費等の支払いが終わると、各団体より新しい加入者証が送られます。

郵便事情や加入者が住んでいる地域によっては、新しい加入者証が届くまでに時間を要することもあるでしょう。

新しい加入者証をすぐに必要とするのであれば、次年度分の支払いを早めに済ませておくことをおすすめします。

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労災保険の有効期限を更新すると労災保険番号はどうなる？

労災保険の有効期限を更新しても、労災保険番号は変わりません。

労災保険番号は、加入した個人ではなく、あくまでも加入先の団体に対して割り振られる番号だからです。

つまり、加入先の団体を変えることなく労災保険の有効期限を更新したのであれば、次年度以降も労災保険番号は同一のものになります。

ただし逆に言うと、労災保険の有効期限を更新する際に、これまで所属していた団体を退会し、新しい団体を通じて労災保険に入り直した場合は注意が必要です。

加入先の団体が変わった場合は、労災保険番号も変わります。元請企業などに伝える際は、くれぐれも間違えることがないように気をつけましょう。

なお、労災保険番号については以下の記事で詳しく解説しています。

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労災保険の労働保険番号とは？番号の意味や調べ方、必要な場面を解説

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労災保険の有効期限を更新したらもう一度健康診断が必要？

労災保険の加入時に健康診断を受けていれば、年度更新に伴い改めて健康診断を受診する必要はありません。

ただし、年の途中で特定業務をおこなうようになった場合は例外です。

状況の変化に伴い、上表の条件に該当するようになった際は、健康診断を受ける必要があります。

たとえば、これまでは粉じん作業のみをおこなっていた一人親方が、2022年の5月より新たに鉛業務を開始したとしましょう。

このケースにおいて、5月以降も毎月鉛業務をおこなった状態で、翌2023年度の更新を迎えた場合は「鉛中毒健康診断」を受診する必要があります。

このように、年の途中で新たな業務をおこなうようになった場合は、改めて健康診断を受ける必要が生じる可能性もあるのです。

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労災保険に特別加入したら有効期限に注意しよう

労災保険に特別加入した際は、有効期限を把握することが重要です。期限が切れてしまうと、災害時に補償を受けられません。労災保険の有効期限が近づいたら、速やかに更新手続きを済ませましょう。

また、年の途中で業務の種類が変わった場合は注意が必要です。業務の従事期間が一定の期間を超えた場合は、改めて健康診断を受けなくてはいけません。

労災保険の有効期限を更新する際は、各団体からの案内や今回紹介した健康診断の条件などをしっかりと確認することが大切です。

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