ウーバーイーツの自転車配達員とは? 労災保険や必要な準備を解説!

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更新日 / 2022.8.17

休日や空き時間に収入を得るために、ウーバーイーツの自転車配達員になろうと考えている方は多いのではないでしょうか。配達員になるための手続きは全てインターネットで可能であり、1週間ほどで登録が完了します。

比較的簡単になれる配達員ですが、登録以外にもさまざまな準備が必要です。準備不足のまま始めると、トラブルが発生するかもしれません

本記事では、ウーバーイーツの自転車配達員として働くために必要な準備や、保険について解説します。

労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の「万が一」のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

加入はたったの3分で完了。まずは詳しくチェックしてみてください。

ウーバーイーツの自転車配達員とは

ウーバーイーツの自転車配達員とは、その名の通り配達に自転車を使用する配達員です。ウーバーイーツでは、一部例外(徒歩配達など)を除いて、配達には下記の車両を使用する必要があります。

  • 自転車
  • 原付バイク(125cc以下)
  • 軽自動車(事業車両のみ)
  • 125cc以上のバイク(事業車両のみ)

中でも自転車は、初期費用や維持費があまり掛からず手軽に始められることから、人気の車両です

ウーバーイーツの自転車配達員が準備すべきもの

ウーバーイーツの自転車配達員には、働くうえで準備すべきものがたくさんあります。中でもとくに重要なものは、上記の6つです。

それぞれの使用用途について、詳しく見ていきましょう。

①ヘルメット

自転車乗車時のヘルメット着用は、13歳以下の場合は道路交通法によって努力義務と定められていますが、それ以上の年齢では義務化されていません。

しかし、万が一事故が起こった際に自分の身を守るためにも、ヘルメットは着用するべきです。後述するウーバーイーツの補償内容にも関係があるため、かならず着用しましょう

②配達バッグ

自転車配達員として働くには、商品を入れるための専用バッグが必要です。ウーバ―イーツには専用のバッグがありますが、自前のバッグを使用しても問題ありません。

専用のバッグは、高機能で容量が大きいためどのような商品にも対応できますが、若干の重さを感じるため慣れるまで時間がかかる可能性があります。

一方で自前のバッグは比較的安価で入手でき、自分の好きなサイズ・重さを選べますが、対応できない商品がある可能性があることに注意が必要です。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分にあったバッグを選びましょう

③モバイルバッテリー

ウーバーイーツの配達では、「Uber Driver」という専用のアプリや地図アプリを使用します。常時起動しておりGPSなどの機能も使用するため、スマホのバッテリーがなくなりやすいです

スマホが使えないと働けなくなるため、かならずモバイルバッテリーを準備しておきましょう。

④スマホホルダー

配達中は、スマホで地図などを表示しながら自転車を運転することが多くなるでしょう。しかし、自転車を運転中にスマホを操作する行為は、道路交通法で禁止されています

スマホホルダーを使用するとハンズフリーでスマホの画面を見ることができるため、自転車運転中はかならずスマホホルダーを使用しましょう

⑤レインコート

自転車は天気の影響を受けやすいため、雨の日にも配達を行う場合はレインコートを着用しましょう。傘を使用すると片手が塞がってしまうため、基本的には禁止されています。

自転車に傘を固定する場合でも、自治体によっては禁止されているところもあるので、レインコートの使用をおすすめします。事故などに合わないために、蛍光色など目立つ色のレインコートを着用しましょう

⑥飲み物

長時間屋外で活動するため、脱水症状など予防のために飲み物を常時携帯しておきましょう。都度購入すると支出が大きくなってしまうため、水筒などを持ち運ぶことがおすすめです。

労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の「万が一」のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

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自転車配達員のメリット

さまざまな車両で配達できるウーバーイーツですが、自転車配達員は他の車両と比べて上記のようなメリットがあります。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう

①小回りが利く

配達の際、狭い道や入り組んだ道を通ることも少なくありません。自動車などの場合、運転しにくい・そもそも通れない道もあるでしょう。

自転車であれば、狭い道や入り組んだ道も問題なく通ることができ、道を間違えても簡単に引き返せます

②費用を抑えられる

自転車はほかの車両と比べて安価なため、初期費用が安いです。また、燃料費や自動車税などの税金もかからないため、維持費もかかりません。

故障した際の修理費も比較的安いため、全体的に費用を抑えられるでしょう

③免許や許可などが不要

自動車やバイクの運転には免許が必要ですが、自転車は免許などがありません。国への届け出なども必要ないため、誰でもすぐにウーバーイーツの自転車配達員になれます。

自転車配達員のデメリット

メリットが多い自転車ですが、下記のようなデメリットもあります

①疲れる

自転車は自分で漕ぐ必要があるため、体力を使います。平坦な道であればいいですが、坂道などを走行することもあるでしょう。

そのため長時間配達を行うと、他の車両よりも疲れてしまいます

②天気の影響を受けやすい

自転車は屋根などがないため、雨や風などの影響を直に受けます。体力の消耗や運転のしにくさに繋がり、事故などが発生する可能性があるでしょう。

また、天気が良くても、日差しを直接浴びることで熱中症などになる恐れもあります

ウーバーイーツの自転車配達員には任意保険が必要?

ウーバーイーツの配達員は、アルバイトではなく「配達パートナー」として業務委託という契約形態で配達を行います。ウーバーイーツとの直接的な雇用関係はないため、会社の従業員として働く人が加入している「労災保険」に加入していません。

その代わり、ウーバーイーツは配達員向けに補償制度を設けています。補償制度があるため任意保険への加入を義務付けられていないものの、補償制度は万全ではないため任意保険へ加入することをおすすめします。

ウーバーイーツが提供する補償内容

ウーバーイーツは、配達員に対し下記の補償を提供しています。

ウーバーイーツが提供する補償の落とし穴

一見手厚い補償に見えるウーバーイーツの補償制度ですが、ある落とし穴があります。注意しなければならないのは、この補償制度が「配達中」の事故にのみ適用されるということです。

ここでいう配達中とは、「アプリで配達依頼を了承してから、注文品を店舗から受け取り、配達が完了してから15分が経過したとき、または注文がキャンセルされてから15分経過したときのいずれか早い時間まで」と定義されています

そのため、待機中やエリア移動、帰宅中などの事故は補償されません。配達中以外の業務中における事故を保証するためには、任意保険への加入が必要です。

ウーバーイーツの自転車配達員には労災保険がおすすめ

配達業務中、およびそのための移動中に起きた事故に関しましては労災保険がおすすめです。労災保険は、国が設けている制度であるため、手厚い補償が受けられるのが魅力です。ただし、運送事業の労災特別加入については通勤災害が補償対象ではないため、配達業務終了後の帰宅途中の事故は補償対象外となります。

通常、労働者として会社から雇用されていない方は、労災保険に加入できません。しかし、ウーバーイーツの自転車配達員は労災保険への特別加入が可能になりました

国が提供する保険のため補償内容も手厚く、保険料も自分に合ったプランを選べばある程度自分で調整できます。

ウーバーイーツの自転車配達員として稼ぐには事前準備が大切

ウーバーイーツの自転車配達員として働くためには、必要な物の購入や任意保険への加入などさまざまな準備が必要です。ウーバーイーツの補償制度は一見手厚いように感じますが、あくまで「配達中」のみの補償制度だということに注意しなければいけません

自転車での事故は、配達中だけではなく待機中や帰宅中でも起こり得ます。別途、民間保険や、労災保険への特別加入を検討してみてください


労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の万が一のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

加入はたったの3分で完了。まずは詳しくチェックしてみてください。


監修者からメッセージ

一人親方労災保険組合 理事 古口仁

一人親方労災保険組合顧問覺正 寛治かくしょう かんじ

一人親方に安心安全を提供したい

静岡大学法経学科を修業後、1977年4月に労働省(現厚生労働省)入省。2002年に同省大臣官房地方課課長補佐(人事担当)、2004年に同省労働金庫業務室長を歴任し、2007年に同省鹿児島労働局長。退官後、公益財団法人国際人材育成機構の常務理事、中央労働金庫の審議役を経て、2017年4月に現職。

厚生労働省では「地下鉄サリン事件」「阪神淡路大震災」「単身赴任者の通勤災害」の労災認定や「過労死認定基準」の策定などを担当し、労災保険制度に明るい。一人親方労災保険組合顧問としては、一人親方が安心安全に働けるよう、これまで培った労災関係業務や安全衛生業務の経験を生かして労災保険特別加入制度の普及や災害防止活動に取り組んでいる。

一人親方労災保険組合の労災保険特別加入手続き対象地域

北海道北海道、青森
東北宮城、岩手、秋田、山形、福島
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中部長野、新潟、富山、岐阜、愛知
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