ウーバーイーツの配達員は保険に入るべき? 労災保険についても解説!

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更新日 / 2022.6.22

ウーバーイーツで配達員として働いているものの、保険に入るべきなのか分からずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると保険に入ることをおすすめします。ウーバーイーツの配達員が、保険に入っていないことのリスクはとても大きいためです

そこで今回は、ウーバーイーツの配達員が保険に入らない問題点や注意点を詳しく解説します。併せて、ウーバーイーツの配達員が、新たに加入できるようになった労災保険についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の「万が一」のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

加入はたったの3分で完了。まずは詳しくチェックしてみてください。

ウーバーイーツが提供している保険制度の概要

ウーバーイーツは配達員向けに、配達中の対人・対物賠償責任保険と配達パートナーへの傷害補償制度を提供しています

具体的には、配達中の事故で負傷した際に、医療費入院費などの補償を受けることが可能です。

ウーバーイーツが提供している保険制度の注意点

ウーバーイーツが提供している保険制度の注意点

ウーバーイーツが提供している保険制度では、医療費や入院費などの補償を受けられますが、注意すべき点もあります。

一つずつ順に解説していきます。

①配達外の事故は保険の対象外である

1つ目の注意点は、配達外の事故に関しては補償の対象外である点です。つまり、配達のリクエストが入ってから、配達が完了するまでの間しか補償されません

以下のようなケースの場合は、保険の対象外になります。

  • 自宅から待機場所に移動する際に起きた事故
  • 配達先から待機場所に移動する際に起きた事故

配達外の事故なら大丈夫なのでは、と思う方もいるかもしれませんが、配達外の事故は決して少なくありません。

事実、ウーバーイーツユニオンの調査によると、配達依頼を受けていない状態での事故が、全体の16%を占めていたことが明らかになっています。

配達外の事故に備えるためにも、保険に加入することが賢明です。

参考:「ウーバーイーツユニオン 事故調査プロジェクト報告書

②対人・対物賠償責任保険に示談交渉のサービスがついていない

2つ目の注意点は、対人・対物賠償責任保険に示談交渉のサービスがついていない点です。示談とは、交通事故に関する賠償金について、裁判所を介すことなく当事者同士で話し合いをして解決することをいいます。

示談交渉サービスがついていない場合、相手との示談交渉を自らおこなわなくてはなりません

さらに、状況によっては、話し合いだけでは解決が困難なケースも大いに考えられます。その場合は弁護士も雇わなくてはなりません。これらを自ら行うのは、多大な労力が必要になります。

その点、交通事故に関する知識が豊富なプロに示談交渉をしてもらえると、自身の負担も大幅に軽減されて安心です。

ウーバーイーツの配達員も加入できるようになった労災保険の概要

2021年9月より、自転車を使用して貨物運送事業をおこなう人も労災保険に加入できるようになりました

労災保険は、雇用されている立場の人が、業務中や通勤時の事故などが原因でケガや病気になった際に補償を受けられる制度です。

会社員をはじめ、アルバイト・パートが労災保険の対象者で、個人事業主は原則、対象外になります。ただし、個人事業主であっても、一部の業種は労災保険への特別加入が可能です。

当初は、以下の4種のみが特別加入の対象者でした。

  • 中小事業主等
  • 一人親方等
  • 特定作業従事者
  • 海外派遣者

上記の職種に関しては、労働災害に遭う危険性が通常の労働者と変わらないことから、加入が特別に認められるようになったのです。

そして今回新たに、昨今の働き方の多様化に伴い、ウーバーイーツの配達員も一人親方等として労災保険への加入ができるようになりました。

出前館の配達員の保険については、こちらの記事でも解説しています。

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出前館の自転車配達員に保険は必要?選び方のポイントを解説

労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の「万が一」のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

加入はたったの3分で完了。まずは詳しくチェックしてみてください。

ウーバーイーツの配達員が労災保険に特別加入する3つのメリット

ウーバーイーツの配達員が労災保険に特別加入するメリット

ウーバーイーツの配達員が労災保険に特別加入すると、多くのメリットを得られます。

一つずつ順に解説していきます。

①手厚い補償を受けられる

1つ目のメリットは、手厚い補償を受けられる点です。療養補償や休業補償、傷病補償年金をはじめ、さまざまな補償を受けられます

例えば、業務上の事故により働けなくなり、50日間療養することになったとしましょう。この場合、休業補償を受けることが可能です。休業補償は、休業4日目以降に給付基礎日額(保険給付の額を算定する基礎となるもの)の8割が支給されます。

仮に給付基礎日額が1万円であれば、8,000円掛ける47日分が支給される仕組みです。

②予算にあわせて保険料を選べる

2つ目のメリットは、予算にあわせて支払う保険料が選べる点です。給付基礎日額は、3,500円〜25,000円までの全16段階が用意されています。

最も給付基礎日額が安い3,500円の場合、年間の保険料(12ヶ月)は15,324円です。反対に、給付基礎日額が最も高い25,000円の場合は、年間で109,500円になります。

給付基礎日額が高いものを選ぶことで、その分手厚い補償を受けることが可能です。ただし、高いものを選ぶと毎月の生活に影響を及ぼす恐れもあります。自身の懐事情を考慮したうえで、給付基礎日額を選びましょう

労災保険の金額については、こちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事

一人親方労災保険へ入る際にかかる金額は?費用の目安についても紹介

③補償の合算ができる

3つ目のメリットは、補償の合算ができることです。複数の事業所で労災保険に加入しているのであれば、それぞれの給付基礎日額を合算した額で補償を受けられます

例えば本業の給付基礎日額が5,000円、副業の給付基礎日額が4,000円なら、給付基礎日額9,000円相当の補償を受けられる、という仕組みです。

ただし、本業のみ労災保険に加入している場合は注意点があります。このケースにおいて、副業で怪我をして本業を休業した場合、補償を受けられません。

ウーバーイーツの配達員なら任意保険に加入しよう

ウーバーイーツで配達員として働いているのなら、任意保険に加入するのが賢明です。保険に加入することで、多くの恩恵を得られます。

とくに、今回紹介した労災保険は、国が設けている制度であるため、手厚い補償を受けることが可能です。ウーバーイーツの配達員は、自転車やバイクを使うだけに、保険への加入は大きな意味を持ちます。

余計な不安をなくし、配達員としての業務を全うするためにも、速やかに保険の入会手続きを済ませましょう。

労災保険ちゃんと入ってる?
配達中の万が一のために加入しておこう

労災保険は基本的には雇用されている人が対象です。しかし、一人親方等の業務上リスクを伴う可能性のある職種の場合、個人事業主も国の制度である労災保険の特別加入に加入できます。

令和3年9月から、自転車での配達員も労災保険の特別加入の対象となりました。副業でやっている場合も、加入することができます。もし配達員の副業で怪我をしてしまった場合でも、補償が受けられるのは安心できるポイント。

「安くて無難なところで加入したい」と考えている配達員の人には、月額500円組合員数が全国9万人を誇る業界最大手の「一人親方労災保険組合」がおすすめです。

加入はたったの3分で完了。まずは詳しくチェックしてみてください。

監修者からメッセージ

一人親方労災保険組合 理事 古口仁

一人親方労災保険組合顧問覺正 寛治かくしょう かんじ

一人親方に安心安全を提供したい

静岡大学法経学科を修業後、1977年4月に労働省(現厚生労働省)入省。2002年に同省大臣官房地方課課長補佐(人事担当)、2004年に同省労働金庫業務室長を歴任し、2007年に同省鹿児島労働局長。退官後、公益財団法人国際人材育成機構の常務理事、中央労働金庫の審議役を経て、2017年4月に現職。

厚生労働省では「地下鉄サリン事件」「阪神淡路大震災」「単身赴任者の通勤災害」の労災認定や「過労死認定基準」の策定などを担当し、労災保険制度に明るい。一人親方労災保険組合顧問としては、一人親方が安心安全に働けるよう、これまで培った労災関係業務や安全衛生業務の経験を生かして労災保険特別加入制度の普及や災害防止活動に取り組んでいる。

一人親方労災保険組合の労災保険特別加入手続き対象地域

北海道北海道、青森
東北宮城、岩手、秋田、山形、福島
関東東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、静岡、山梨
中部長野、新潟、富山、岐阜、愛知
北陸石川、福井
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